初心者の方がトリニドを殖やす場合一番分かりずらいのが産卵準備期間です。
羽化してすぐは産卵できません。羽化後すぐのハエで準備しても産卵する以前に培地にかびが生えてしまったり、腐ってしまいます。温度にもよりますが5-7日程度の産卵準備期間が必要なのです。
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トリニドショウジョウバエ
拡大してみました。原寸は2ミリぐらいです。
飛べないハエです。
そこでお勧めなのが、羽化したハエを別の容器で1週間ほど熟成させる方法です。
(羽化したハエをそのままの容器で熟成させると長生きしません。) 種親用に大きめの容器の中に小さな別の容器を入れ、その中に培地とドライイーストを入れて育てます。羽化直後のハエをエサにするより、栄養価もあがりぷっくりとしたハエの方がエサとしても良いように思います。 |
トリニドショウジョウバエの殖やし方。
お取り寄せから編
キイロショウジョウバエ
お食事風景 白いのはドライイースト
もうすぐ羽化です。
キロショウジョウバエには産卵準備期間がないので簡単です。
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キイロショウジョウバエの殖やし方。
お取り寄せから編
お役立ちエクセル
この頃ハエの発生が順調なので増やし方など作ってみました。
最初は誰もうまくいかないでしょうから焦らずやりましょう。
私なんかは何度消滅させたことか!!!(Q_Q)↓
ほかのホームページでかなり勉強したつもりでも経験とか技とかいるものなのですね。
ワイルドスカイ・SphiroAqua・Aquapet=joyさんには大変お世話になりました。
ほとんどのKnow Howはこちらの皆さまからによるものです。
用意する物
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種親・ハエの培地(アクロミールなど)・ドライイースト 容器(牛乳瓶・植物培養瓶など)・紙・スポンジ。 寒い時期はピタリ適温などで保温する。 また暑くなる時期は水などで冷却する。 |
培地の作り置きも一つの手です。いっぺんに20本ぐらい作って冷凍保存、前日の夜に1本だしておいて朝に種親を仕込む。 少し大きな40ミリ管とかフラスコを利用して3日おきに作る。28ミリ管を利用している方は非常に多いと思いますが、小さい方が難しい気がします。初心者の方にはフラスコをお勧めします。僕も28ミリ管には随分泣きました。 エサとなるドライイーストは保管をしっかりしましょう。湿気てたり放置してあった物など使うと後で痛い目に遭います。 |
インスタント培地は色々な種類があるようですが、私の場合はポテトベース・きな粉とビール酵母を少々混ぜてます。これからも勧められる物はなんでもトライしていきます。 |
Tips : | 瓶の口の所を1センチほどミネラオールをこすりつけておきます。 こうすることでハエを入れた直後の脱走を防げます。 ミネラオールの部分はハエが登ることはできないのです。 最初のころ、蓋をするまでにほとんどが逃げ出してしまい、パニクッてる間に種親にまで逃げられていましたがこれをするようになってからは完璧です。 |
ハエを用意します。
口と口を合わせてとんとんたたくと落ちてきます。20匹ほどで大丈夫です。
焦らずに蓋をします。先ほどのTipsが役立ちます。
この様に毎日もしくは1日おき1本ずつ14本作ればハエに不自由することはありません。それぞれの必要量に合わせて用意すればよいのです。 |
ステンレス製の容器立ては便利です。始めは使ってませんでしたが、28ミリ管がよく倒れて 倒れた拍子にスポンジ栓がはずれて またパニックなんてのがよくあったので買ってみました。2500円はちょっと高いと思いましたが、これはすばらしいです。 |
ご存じ。ピタリ適温。
これを下にしておくと冬でも成長は早いです。 寒い部屋で使うと育成瓶の中が結露しますので発砲スチロールの箱に 入れるとかして工夫します。スポンジ栓で蒸れるようならキッチンペーパーとか ガーゼなどに変えてみると良いときもあります。 培地は柔らかめに作るよりも固めに作って、乾くようだったら水分を補給する方が メンテしやすいようです。さなぎになったら乾かし目で羽化させます。 |
プラケSに100均のスペーサーを入れた。これも使える。
温度と成長の関係をグラフにしました。
26.7℃あたりが成長には1番良いようですが、
羽化sizeで考えると25℃がBestなようです。
(from Ashburner and Thompson 1978)
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ショウジョウバエの発生の様子
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ハエがどの様に発生していくかを写真に撮ってみました。
発生課程をとらえた物ではありませんのでご了承下さい。
ちょっと気持ち悪いかも!!!
ハエを入れて3.4日もすると幼虫がわき始めます。
盛んに培地を食べます。
紙まで食べています。
さなぎになりはじめました。
もうじき羽化します。
★★★
安上がりな培地
トリニドショウジョウバエ・カールウィングフライ蛹比較
イエバエ
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